職人の技活かした授業支援活動 建設職人の技を活かした授業支援

 杉並支部では未来を担う子どもに職人の技と心を伝える授業支援活動に取り組んできました。
 最初の授業支援は1999年2月12日でした。東田中学校の技術家庭科の公開授業で5人の仲間が授業支援者として教壇に立ち、多くの学校関係者らが見学するなか、鉋がけと道具の扱いや作業姿勢などを指導。また別教室で砥の粉塗りの説明と指導もおこないました。この授業は生徒の話し合いで出た「大工さんのように鉋がけしたい」「きれいに塗装したい」との声を学校が受け止め、地域の建設職人の協力を求めて実現したものでした。



区内の小中学校に広がる授業支援

 この授業をきっかけに、他の小中学校にも授業支援が広がりました。1999年10月に成浜分会が杉並第二小学校で図工の授業を支援。2000年には東分会が杉並第十小学校で、2001年には井草分会が沓掛小学校と三谷小学校で授業支援。同年は支部担当で高南中学校の生徒の職場訪問・勤労体験も初めて受け入れました。2002年に成田東分会が東田小の東田フェスタで木工教室を開催。以後、活動範囲を広げ11分会24校で支援の実績を築いています。



浜福の杉二小支援は20年以上の実績

 なかでも浜福分会(2019年2月までは成浜分会)は杉並第二小学校での授業支援を1999年から一貫して20年以上続けています。
 学校の正規の授業で教壇に立った仲間たちは、自作の竹とんぼを目を輝かせて飛ばす子どもたちの姿に感動していました。地域にくらし、働く建設職人として重要な社会貢献です。